C h a p t e r 1   あり方が見つからないとき

荷物を下ろすのが、怖かった

7年間で、私が捨てたもの

7年間で、いくつもの感情を捨てました。

鎧を脱ぐとは、

こういうことだったのかと

今は思っています。

最初に捨てたのは、

「良く見せようとする気持ち」でした。

次に捨てたのは、

「契約への恐怖」でした。

そして最後に捨てたのは、

「自分目線」でした。

捨てるたびに、軽くなりました。

でも正直に言えば、

捨てることは怖かった。

ちょうど、登山で

重い荷物を背負っているときに似ています。

その荷物があるから安心していた。

だから、手放すのが怖い。

でも、本当はその重さが、

自分の足を止めていた。

荷物を下ろした瞬間、

驚くほど身軽に歩けるようになる。

鎧も、同じでした。

これを手放したら、

自分には何も残らないのではないか。

そう思う瞬間が、何度もありました。

でも、捨てた先に見えてきたものがあります。

クライアントへの純粋な貢献。

揺るがない判断軸。

物心ともに豊かな状態への確信。

鎧を脱ぐとは、

弱くなることではありません。

本当の強さを、

取り戻すことだったのだと思います。

今の私にとって、それが

7年間で学んだ、

一番大切なことです。