C h a p t e r 1   あり方が見つからないとき

ぶれっぱなしだった、あの頃

ぶれない軸は、どこから来るのか

「草間さんは、ぶれないですね」

そう言っていただくことがあります。

でも、最初からそうだったわけではありません。

むしろ、正反対でした。

クライアントの反応に揺れる。

数字に一喜一憂する。

評価が気になって、本音が言えない。

ぶれっぱなしでした。

では、いつからぶれなくなったのか。

正直、あの時のあの瞬間とはっきりを表現できません。

ですが、過去を振り返ってみるとわかることがありました。

それは、

あり方が定まったころからだと。

それまでの私は、

判断基準を外に置いていました。

どうすれば契約が続くか。

どうすれば評価されるか。

どうすれば選ばれるか。

基準が外にあると、

外の状況が変わるたびに揺れます。

当然です。

でも、あり方が定まると、

判断基準が内側に移ります。

「クライアントの成果につながるか」

私の基準は、これだけになりました。

基準がひとつになると、

判断がシンプルになります。

迷いが減ります。

相手がどう思うかではなく、

相手にとって何が必要か。

それだけを考えればいい。

ぶれない軸とは、

強い意志のことではありません。

判断基準が、はっきりしているということです。

そして、その基準は

外からもらうものではなく、

自分で見つけるものです。

7年かかりました。

でも、見つかりました。

今の私にとって、それが

ぶれない軸の、正体です。