C h a p t e r 1   あり方が見つからないとき

消そうとするから、大きくなる

恐怖とどう付き合うか

コンサルタントの内側には、

恐怖があります。

契約が切れるのではないか。

クライアントが離れるのではないか。

このまま食べていけなくなるのではないか。

私にも、ありました。

あり方が見つかるまでの

7年間はずっと恐怖を消そうと必死になっていました。

もっと成果を出さなければ。

もっと役に立たなければ。

もっと認められなければ。

でも、恐怖は消えませんでした。

むしろ、動けば動くほど、

恐怖は大きくなっていきました。

今となればわかります。

私は「恐怖を消すために」働いていたからです。

出発点が、恐怖でした。これはベクトルが自分に向いています。

私のあり方である「他社貢献」とは真逆。

恐怖が消えるはずはありません。

あるとき、考え方を変えました。

恐怖は、消せない。

ならば、扱えばいい。

そう思えたとき、

少し楽になりました。

恐怖があってもいい。

恐怖を抱えたまま、動けばいい。

大切なのは、

恐怖を出発点にしないことです。

「怖いから動く」ではなく、

「あり方に徹して動く」

恐怖は静かに小さくなっていきました。

ですが、消えたわけではありません。

ただ、恐怖に支配されなくなった。

今の私にとって、それが 恐怖との付き合い方です。