C h a p t e r 1   あり方が見つからないとき

問いかけを、武器にする

あり方の軸となるもの

かつての私は「成果を出したい」という一心でもがき続け、

気がつけば7年という月日が経っていました。

どんなアプローチが効果的なのか。

どんな言葉が成果が出るのか?

私はなにをしたいのか?

正解を求めて右往左往しながら、ようやく今のスタイルにたどり着いたのです。

だからこそ今、私の中には強く根づいている思いがあります。

「クライアントには、同じような遠回りをさせたくない」

目の前でクライアントが躓いているとき、

その原因は知識不足や努力の足りなさではなく

あり方のズレがもたらしているケースがほとんどです。

そこに気づけるように、

私がもっとも気を付けているのは**【問いかけ】です。**

たとえば──

「なぜ、うまくいかないのか?」と原因を探るよりも、 「本当は、どうなっていたいのか?」と、

未来を照らす質問を投げかける。

この問いは、頭で考える理屈ではなく、

心の深い場所にある“本音”をゆっくりと浮かび上がらせてくれます。

このようなやり取りを何度も繰り返すことで、

クライアントが見えていなかった想いが言葉となり、

その時、初めて行動が変わります。

一見、遠回りのように見えますが、

クライアント自身の気づきが深まるため、

行動の質が変わり、結果として

成果が出るスピードが加速していきます。

そして、何よりも感慨深いのはクライアントの中に残るもの。

それは、「ノウハウ」ではなく「問い」であること。

それこそがあり方の【軸】となります。

私は、そんな問いを届けられるコンサルタントでありたいのです。