C h a p t e r 1   あり方が見つからないとき

「石頭のコンコンチキ」と言われた頃

あり方に迷ったら

かつての私も、そんなモヤモヤの中にいました。

正しさにこだわり、自分の意見を                          通すことが使命だと信じていたころ。

相手の話を聞いているようで、                          実は“どう返すか”ばかり考えていた気がします。

厳しいことを言えば成長につながる、                       正しいことを言えば信頼される。

そう思っていた私は、仲間から                          「石頭のコンコンチキ」と                             冗談まじりに言われたこともありました。

もちろん、自分では真剣でした。

でも、気づけばクライアントとの関係は続かず                   孤独になっていったんです。

転機になったのは、ある時ふと湧いてきた問いでした。

「自分は本当は、どうありたいんだろう?」

その問いに向き合ったとき、心に浮かんだのは── “目の前の人の力になりたい”という、ごくシンプルな想いでした。

そこから少しずつ、接し方を変えてみました。

話すよりも、聴くことを大切にし、                        答えを出すより、相手の気づきを待つ。

完璧なアドバイスより寄り添う姿勢でいる自分を選ぶ。

すると、驚くような変化が起こったんです。

「草間さん、最近やわらかくなりましたね」

「何を話しても、受け止めてもらえる感じがするんです」

そんな言葉をいただくようになりました。

こんな風に、答えが見つからない時は行動を変えるのも

あり方に気づける1つの方法です。

・相手の話を、最後まで黙って聴いてみる。 ・「分かっているつもり」を手放して                         もう一歩深く質問してみる。 ・アドバイスよりも                               「どうしたいと思っていますか?」と問いかけてみる。

そんな小さな行動の積み重ねが、                          やがて自分のあり方そのものを変えていきます

変化とは「できない自分」を責めることではなく、 「本当はこうありたい」と願う自分を少しずつ                    育てていくことではないでしょうか?