C h a p t e r 2   クライアントが続かないとき

支援する、ではなく共に創る

クライアントが本当に求めているもの

コンサルタントの仕事は「支援する側」と「される側」に分かれるように見えます。 ですが、実際には一方通行の支援では関係は続きません。

大切なのは、“共に創る”という視点です。

お互いが真剣に取り組み、成長、挑戦し続ける中で、「一緒に創っていく関係」が築かれていくのです。

支援者としてのプライドや正しさに固執すると「答えを出すこと」が目的になりがちです。だから「完璧でなければ」「かっこよくなれけば」「いい話をしなければ」と自分にベクトルが向いてしまいクライアントと向き合えなくなります。

以前の私は、このような時期を7年もの間、過ごしていました。ですが、ある日、気づきました。

「クライアントが本当に求めていることは「完璧さ」ではない」

それは何か?

「絶対的な安心感」です。

そのために、「良き相談相手」であり続けたいと思っています。

私は、10番目のクレドに「共創社会」の実現を掲げています。

「共に創る」世界には【優越】というあり方は存在しません。共創の世界に存在するのは【ともに成長する】あり方。そして、成長をお互いに受け入れ、尊重できる。 そんな関係が生まれると、「支援する・される」の枠を超えた、深い信頼が育まれます。

「一生モノの関係性」とは、成果の積み重ねだけではなく、 “人としての誠実な関わり”の積み重ねです。

私たちは、クライアントの未来に伴走する存在であると同時に、 自らの未来にも常に向き合っている人間でありたい。 だからこそ、共に成長できる関係性を築けることが、最も誇れる仕事の成果だと感じています。

長く関わりたい──そう思ったときこそ「どれだけ支えられるか」ではなく、「どれだけ一緒に成長を喜べるか」に意識を向ける。 その先に、自然と続いていく関係が生まれていきます。