C h a p t e r 2   クライアントが続かないとき

一生付き合う、それだけ

私の覚悟とは?

答えをお伝えします。

コンサルタントとして「一生付き合う覚悟」でクライアントと関わっています。

それは、単発の支援では人は本質的には変わらないと、これまでの経験から強く感じているからです。

単発の支援でも短期的に成果が出ることはあります。 数字が一時的に改善することもある。

けれど、その人の思考や判断の軸、あり方そのものが変わらなければ、 いずれ同じ場所に戻ってしまう。

人が変わるためには、接触頻度と、関わりの深さだと実感しています。

これは、私自身の体験でもあります。

私はかつて、メンターのカバン持ちとして7〜8年という時間を共にしました。 何度も同じことを言われ、そのたびに「分かっているつもり」で、実際には何も分かっていなかった。

正直に言えば、途中で何度も苦しくなりました。 それでもメンターは、諦めず、距離を取らず、関わり続けてくれました。それは「仕事」だけでなく人生そのものに関わってくださいました。

その積み重ねがあったからこそ、あの瞬間が訪れ自分のあり方が腹落ちしたのだと思います。

人の人生や経営は、数か月で整うものではありません。 だからこそ私は、表面的な成果よりも、その人が自分の軸で判断できる状態を 一緒につくりたい。

一生つきあう覚悟とは、縛ることではありません。依存させることでもない。

必要なときに、必要な関わりを引き受け続けること。

それが、私が考える伴走型コンサルタントの本質です。

短期的な結果よりも、長期的な人生と経営の調和を。

私は、その覚悟を持って、今日も関わり続けています。