C h a p t e r 2   クライアントが続かないとき

数字に出ない、曇り

言葉にならない違和感

数字には表れない変化があります。

売上は横ばいでも、

社長の表情が曇っている。

業績は改善しているのに、

言葉の端々に力がない。

そういった違和感を、

感じることがあります。

以前の私は、

その違和感を見て見ぬふりをしていました。

数字が良ければいい。

結果が出ていればいい。

でも、後になって気づくのです。

あのとき感じた違和感の奥に、

本当の課題が隠れていたことに。

ちょうど、体の不調と同じかもしれません。

検査では異常がない。

でも、本人はどこか調子が悪い。

その小さなサインを見逃すと、

後で大きなことになる。

経営も、同じです。

今は、その違和感を大切にします。

「何かが変わりましたか?」

そっと問いかけます。

すると、言葉にされていなかった本音が

少しずつ出てきます。

数字は、結果でしかありません。

その奥にある心の動きにこそ、

本質が宿っています。

今の私にとって、それが

本当の意味で伴走できている

瞬間のひとつです。