C h a p t e r 3   営業に違和感を感じるとき

売ろうとするから、売れない

"売ろうとしない人"が選ばれる理由

=他者貢献マインドというあり方=

独立して間もない頃、私は“営業”という言葉にひどく苦手意識を持っていました。

・どう話せば契約を取れるか

・断られたらどうしよう

そんなことばかりを考えて、なかなか行動できずにいたんです。

かといって、自信があるわけでもなく、実績があるわけでもない。

売上の不安ばかりが募り、いつの間にか 「自分が選ばれるにはどうすればいいか」ばかりを考えるようになっていました。

でもある日、ふと気づいたのです。

「選ばれるために動いているうちは、選ばれないのではないか」と。

その頃の私は、目の前のクライアントのことよりも、

自分がどう見られるか、どう評価されるかに意識が向いていることに気づき、

愕然としました。

ですが、この気づきが私の中のあり方を変える大きなきっかけになったのです。

【売ることより、貢献することに集中する】

かつての私がそうだったように、多くのコンサルタントが、「成果を出さなきゃ」「契約をとらなきゃ」と焦ります。

でも、今思えばその焦りこそが、クライアントからの信頼を遠ざけているのです。

おわかりだと思いますが、クライアントが見ているのは 「この人は、自分の成果を本気で考えてくれているか?」という“姿勢”です。

実際に、私が“売るための姿勢”をやめて、 “貢献の姿勢”に立った瞬間──

明らかにクライアントの反応が変わりました。

「草間さんと話すと、押しつけがなくて安心できます」

「提案じゃなく、伴走してくれる感じがするんです」

結果として、契約は増え、紹介も自然に広がっていったのです。

私は今、営業らしい営業をしていません。

新規はすべて、既存クライアントからの紹介です。

でも、それは「営業しない」と決めたからではありません。

目の前のクライアントに“成果で応えること”だけに集中してきた結果、 紹介が自然に巡るようになったのです。

まずは、“売ること”ではなく、“貢献すること”に目を向ける

自身のあり方が変われば、目の前の現実も確実に変わる。

結果として“選ばれる”コンサルタントへとつながっていきます。