C h a p t e r 4   成果に焦るとき

結果に集中する人ほど、満たされない

結果に集中する人ほど、実は幸せを自覚できない

結果に集中している人ほど、

実は「自分が幸せかどうか」を感じ取れなくなっている。

長く人と向き合ってきて、私はそう感じることが多くあります。

売上が伸びている。

仕事の依頼も途切れない。

周囲から見れば、順調で充実しているように見える。

それでも本人は、

どこか落ち着かず、満たされない。

次の数字、次の実績、次の結果を追い続けている。

なぜ、このようなことが起きるのでしょうか。

結果に意識が向きすぎると、

人は無意識のうちに「今の自分は、まだ足りない」

という前提で生きるようになります。

結果が出ているかどうかで、

自分の価値を測ってしまう。

すると、どれだけ結果を積み重ねても、

安心できる瞬間が訪れません。

本来、結果は行動の積み重ねによってあとから現れるものであって、

幸せそのものではありません。

けれど、自分にとっての幸せがどんな状態なのかを

言葉にできていないと、

人は結果に「存在意義」を背負わせてしまいます。

「この結果が出たら認めてもらえる」

こう表現すると気づく方もいらっしゃると思います。そうなんです。この思考のベクトルは「自分」に向いています。

結果に集中しすぎていると感じたときこそ、

一度立ち止まり、

自分の幸せに意識を向けてみる。

「私が幸せを感じるのどんな時なのか?」

ここからようやく「あり方」が見えてくると思っています。