C h a p t e r 5   役割に迷うとき

業務範囲は、私の都合

業務範囲外でも、行きますか?

先日、遠方のクライアントのもとへ出向きました。

厳密に言えば、行く必要はありませんでした。 その案件については専門家もいらっしゃるため、 その方が業務を遂行していただければいいのです。

つまり、出向いても 私の出番はないかもしれない。

でも、行きました。

誰が行くのが、クライアントにとって一番いいか。

それだけを考えたとき、 私が行った方がいいと思ったからです。

業務範囲という言葉が、頭をよぎりました。

でも次の瞬間には、もうどうでもよくなっていました。

ただ、業務の境界線を引くのは、 私の都合であって、

クライアントの都合ではありません。

自分にできることで、 自分が経験していることで、

クライアントの成果につながるなら、引き受けます。

それが私の判断基準です。

社長には、社長にしかできないことがあります。

その時間と集中を、守りたい。

ただ、それだけです。